プリンセスナイトメア/Princess Nightmare


		第７話　【ゲスト・マリー　御局編】
		ごきげんよう！愛のちょいとめあ劇場　第７回目！案内役はこのリトル・ドラクレアと……
		麗しのオレ様、ラドウ・ドラクレアだ。仕方ないから、たまには真面目に司会をやってやろう。
		お兄様、今日は微妙にやる気ね。
		やる気などない。しかし、仕事をしないと家計に火がつくからな。まったく、お前とお父様が贅沢をするから、我が家の台所事情が…… （ぶつくさ）
		まあ、偉いわね。これからは、私とユーザーの皆さんにもっとご奉仕なさい！
		お前のその態度もどうにかしろ。
		で、今日のゲストは誰だっけ？
		リトル、お前……。マジメにやる気ないだろう。（オレが言うのもなんだが）
		………………ども。
		あらら、ちょっとカメラから遠いから、近くに来て。
		リトル、あんたに近づきたくないだけよ。
		それ、どういう意味？
		私の可愛い弟、プリンスに言い寄る悪女とは話したくないって言ってんの。
		言い寄ってないわよォ。向こうか言い寄って来るだけで。
		それは本当かリトル！あの純真で綺麗な心の持ち主だったリトルがぁぁぁ。
		私が悪いんじゃないもん。とある青年に突然首筋を噛まれて、気が付いたら髪が真っ白で目が真っ赤。それから心が悪魔になっただけなの。
		ゴホゴホゴホッ……
		ちょっとそこの男！まあまあ悪くない顔をしているわね。貴方、魔界のお城で召抱えてあげてもいいわよ？
		なにッ！？きき貴様、無礼者め！！伯爵家を侮辱するのか！
		あら、お給金なら弾むわよ？わかったら早く魔界に来る荷物をまとめなさい。
		あら、いい話じゃない、お兄さま。頑張ってきてね！
		面白いかッ！？リトルはあっちに行きなさい、早く！
		気にしなくていいのよ、続けて。
		ほら、あっちに行け！しっしっ
		………………
		いつから、距離の概念が生まれたんだ、この劇場に……
		ん？今から……。
		近すぎ！遠くへ行っていなさい！
		はーい…………
		そこの男、話が決まったら行くわよ。散々こき使ってあげるから覚悟なさい。じゃーね！！
		さよなら、お兄さま！！
		ちょっと待て。いつからそんな話に…… すまん、リトル、助けてくれ……
		リトルゥゥゥ！本当は行きたくないんだァァァ！！うわ、やめろォォォ……！！
		---------------------------------------- 放送の都合により、とてもお見せできません。 ----------------------------------------
		あら？、お兄様の悲鳴が聞こえた気がするけど、気のせいかしら？
		さあ……？美味しいお茶が入りましたよ、お嬢様……

		※注・ちょいとめあ劇場は、本編のキャラクターを　　　　ぐだぐだ気味に紹介するコーナーです。
		第8回へ続く……